221020 なんか書く

引っ越してから一週間が経った。引っ越す前は希望と不安の両極端な感情しかなくて、何かものすごいことが起こって俺は生まれ変わるんだろうという予感があったのだが、帰りの交差点でボーっと信号を待ってると、夜の涼しさとか街灯の明るさとかそういう肌感覚が一切以前と変わらなくてなんかこれでいいのかな……と思ってしまう。駅の近くにコンビニとスーパーの中間ぐらいの規模感の夜遅くまで開いてる小売店があって、同じ電車を降りた一人暮らしっぽい人たちがぽつぽつと吸い込まれていく。それを見ていると、俺もこの街の一部になったんだな……とは全く感じないが、ただなんか、街をやってるなーと他人事のように思う。

仕事が暇すぎて青空文庫にアクセスしてしまった。海野十三『人造人間エフ氏』と山本周五郎『山椿』を読み終わった。集中力がないのがコンプレックスなのだがなぜだか画面だと不思議とスルスル読めた。アクセスランキング上位から埋めていこうと思い立ち、夏目漱石『こころ』を読み始めて電車の中でも読んだ。みんながいろんな作品について話し合ったり解釈しているのを見るたびに自分の感受性のなさというか読みの薄っぺらさを感じて嫌になっていたが、今回は最初に読んだときより少しだけ頭を使いながら読むことができた気がする。そして文章をしたためる気になった。明日ベッドが届く。