中性色の服ばかり着ている

タイプミスしたら即終了

221115 陰謀に巻き込まれて〜〜〜〜

残念ながら陰謀論の話ではない。今日ふと「レインボーの中には陰謀が入っている」ということに気づいてからずっと考えていた。陰謀とか交錯とか抗争とか群像劇とかそういう単語に異常なほどときめいてしまう。ひょんなことから陰謀に巻き込まれたい。
俺は都会のレンタルビデオ屋でバイトしてる灰色のパーカーを着た冴えないフリーター。ある日何かから逃げてる知らない女の子を咄嗟にかくまったことからAとBという派閥の抗争に巻き込まれることになる。この街でなんかヤベェこと起こってんなーと思いつつもどちらにも属さず狂言回しとしてパーカーのポケットに手を突っ込んで夜の街を歩きたい 。そんな風に何にも誰にも肩入れせずアウトサイダーとして生きていたい。
俺は戦闘もできないし特殊能力もないんだけど偶然実家から持ってきてた何気ないアイテムが抗争のキーアイテムになったり、たまたまバイクに乗れるからヤバイ現場から何度も逃げたり逃がしたりしてるうちに「逃げ足の速い悪運の強い奴」としてボスキャラから認知されるようになったりしてね。まあ現実の俺はバイクも車も乗れないんですけどね。
女の子とは若干いい感じになる描写もあるけど結局くっついたかくっつかなかったかはわからないまま終わると結構オシャレだと思う。俺はやる気なくて何事にも熱くならないけど冷静というのもまた違うダルそうな現代人だ。こういう理想の狂言回しの存在そのものを"灰色のパーカー"と呼んでいる、ざっと5年は前から。灰色のパーカーの主人公である俺はあくまでA側でもB側にもなりきらないのがミソだ。でもpixivで一番多いCPはA幹部×B幹部なんだよなこれが。
あと……中盤でちょっと出てくるC派閥のスピンオフが後から出るじゃん。あれには俺は直接出てこないんだけど地の文にかろうじて存在だけがわかるような描写がほのめかされているとグッとくるよね……。
俺は基本的に誰かとセットで行動することはないので、街のど真ん中で大立ち回りしてたABのやつらが去っていったあと、俺何してたんだっけ、と思いながらまたポケットに手を突っ込んでふっと現実に戻っていく、そのちょうど孤独な夜風がエモくて美味しいのではないか、俺が生きている上で目指している究極の一番気持ちいい感覚こそがその夜風の味なのではないか、そういうことを一人で帰ってるときよく考える。

Gmailに下書きしてたら書式もくっついてきてコピペするのが大変だった。