今朝、駅の券売機で定期券を更新したとき、支払いに使ったクレジットカードを取り忘れていた。定期券に続けて同じ返却口から出てくるから、気が急いていた俺は素で気付かなかったらしい。そのことに帰りのスーパーで気づいて真っ青になった。なったが、多分大丈夫だろう、勝手に機械の中に戻るってなんかで見たし、という謎の安心感もあった。結論カードは無事に戻ってきた。感激した一方で、当然だろという気持ちがどこかにあった。
俺は運がいい、とときどき感じる。物心つく前は、全身にかなりまんべんなく存在する身体的コンプレックスや、人と仲良くする能力が欠落しているくせに天才的な能力が何かひとつあるわけでもないマジで無の存在に生まれてしまったことをめちゃくちゃ呪ってたが、それはコインの片面を見つめ続けていただけなんだと歳を重ねるにつれてだんだん気づいた。まずこの歳まで生きてるのがメチャクチャすごい。大病や大怪我や事故に直面することなく、一応好きなものも数えるくらいはあって、生きるモチベーションがまだ少しはあるということが当たり前じゃないんだとニュースを見るたびに思う、ようにしてる。なんか今日のブログ辛気臭くて嫌ですわね。運ステータスが高いと感じる出来事がそんなすぐ出るわけではないのだが、低いと感じることもあまりない、このパッシブスキルに気付けて偉いなみたいなね。そういうポジティブなことをなるべく自分に言い聞かせよう。ストイックな人間に生まれてこれなかった以上、甘ちゃんとしてのプレイングを模索していくほかない。あ、そういえば運とは違うかもしれんけど俺毎晩酒飲みまくってるのにγ-GTPめっちゃ低い。これはマジで意味わからん。俺の体どうなってんの？
今日のタイトル「悪運」にしようと思ってたけど、ちゃんと意味調べたら思ってたのと全然違った。肝心じゃないところで運を発揮してしまうとか、望まぬ形で九死に一生を得るとかそんな感じをイメージしていた。
広辞苑第七版にはこうある。
①運がわるいこと。
②悪事をしても悪い報いを受けずに栄える運命。
これを見てもいまいちピンと来ない。①と②で、主体である俺の損得が真逆だからだと思う。ちゃんと調べたことはないけど多分こういう意味だろうと思ってる言葉って、こうしてハッキリと定義を知ってしまうと、思ったより小さくコンパクトな形で脳内に収まってしまって、知る前のあのボヤボヤとした他の言葉で説明できない俺だけの形に戻ることは二度とないのでなんか寂しいし損した気分になる。俺はこれからこの言葉をうまく使いこなすことができないだろうという予感がある。
Edgeのサーフィンが冬仕様になってた。かわいい。 
