ユニバーサルバトルアックス

矜子と脳内仲間による集団的個人サークル

241208 本物のゴージャスを見せてやる

宝塚大劇場 月組公演 ゴールデン・リバティ/PHOENIX RISING

ついにチケットを手に入れたぞー!

初めてのヅカ観劇だ。今変換ミスして感激になったけど実際感激もした。
なんか変な振る舞いをしたら殺されるんじゃないかと戦々恐々だったけど普通にしてたら普通だった。


宝塚大劇場、まず中がめちゃめちゃ広くてゴージャスで、ここからは夢を見せる時間だぞ!という気概を感じる。広すぎて空港かと思った。中に郵便局まであるし、何というか、長い時間をかけてより人々の望む形になってきたんだろうな、と思った。
劇場も広い!! 舞台のあのオーケストラピットの上の細い道怖いね!? みんなノールックで歩いててすげえ。こいつさっきからめっちゃ初歩のことで驚いてるな。

お話は、19世紀後半のアメリカが舞台で、強盗団の元メンバーである主人公ジェシーがいろいろあって再び列車強盗に加担するハメになり、なんやかんやで謎の女性アナレアとサーカス団に逃げ込み、そうこうするうちにいい感じになるという話。ポスターのイメージからザ・西部劇みたいなのを想像してたけどそこまで荒野ではなかった。でも西部劇の酒場のあの扉は出てきたので嬉しかった。

最初に印象に残ったのは舞台装置のすごさ。列車という舞台をさまざまな形で表現してるしもちろん列車そのものも出てくる。ぐるぐる回ってる舞台の上で転んだりはみ出したりせずに踊り続けるのすげー。
あとやっぱり男役の存在感がすごい。間近で見たらまた違うのかもしれないけど、2階でわりと離れてた俺の席からだと完全に男にしか見えなかった。プロのメイクとヘアスタイリングってすげー。
低い声であんなに伸びやかに歌えるのもすごい。超ビブラートのときに膝に置いてた俺のカバンが共鳴してビリビリしてたときあった。それも単に声が低いというだけじゃなくて、途中で貫禄のある女性のキャラも出てくるんだけど、「声の低い女性キャラ」「男性キャラ」では明確に演技も違っててそれがすごいと思った。
エンタメを浴びまくった90分、いやー凄かったなぁ……と思ってたのだが、その後のレビューがもっとすごかった。

宝塚歌劇の公演は2部構成になっていて、前半がミュージカル、後半が歌とダンスがメインのレビューがあるということは知ってたんだけど、このレビューがさ……ちょっとここで色々ごちゃごちゃ言うより見てもらった方が早いと思う。ゴージャスという概念を凝縮したエキスを原液で飲まされてるような感じ。「もうクライマックスか……いやぁ凄かったなぁ」って10回くらい思った。

タイトルの通り不死鳥がテーマらしく、まず孔雀の羽根を模したピカピカ光るド派手な舞台装飾に度肝を抜かれる。黒と金のきらびやかな衣装を着た人たちが羽の扇みたいなのを持って続々と出てきて、その時点でもう人が多すぎて怖かったんだけど、そんなこと思ってるのも一瞬で、とにかくめまぐるしく画面が変わっていく。PHOENIX RISINGというデカい文字がピカピカ光りながら降りてきて虹色に輝き出した時点で一日に摂取していい"派手さ"の総量を超えてるんじゃないかと思った。おなじみのラインダンス、そして様々な映画のジャンルをテーマにしたダンスが続く。(この2つ順番逆だったかも)かと思えば今度はまた舞台ががらりと変わってオリエンタルな雰囲気になり、トゥーランドット誰も寝てはならぬが流れ出す。なるほどアジアの国々をテーマにしたダンスが続くんだなと見ていたらインド、中国、タイ、韓国ときて次にピラミッドが出てきていやどういうルール!?!?と思った。すごい、こういうことしていいんだと思って感動した。いいんだよな別に。舞台が変わるごとにもちろん衣装も変わる。それぞれの国のイメージを出しつつ、中心に立つスターがより際立つような差別化がなされたデザインはそれだけで見る価値がある。このレビューだけで10種類以上くらい衣装が変わってて、どんだけ作ってんの?? どこに置いてんの??? と心配になる。このペースで行くと何百年後かに地球全体の容積を超すんじゃないか。そう思えるくらい衣装がバリエーション豊かで眼福だったんです。
そして最後はもちろん、宝塚歌劇を象徴するあのデカ羽をつけてスターが大階段を降りてくる。あの階段も怖いなー。みんなよく落ちないな。あの階段で男役たちがキビキビ踊るところは、背景が直線なのでより一層洗練されて見えてかっこよかった。

総じて良い経験だった。これから先ゴージャスを謳う表現を見ることは何度もあるんだろうけど、一度ここで本物を見ておいたことでより細かく見れるんじゃないかと思う。また機会があれば見に来たいな。というかシンプルに見たい過去の作品も多いんだよな。ブラック・ジャックとかHiGH&LOWとか。

この前親に聞いたんだけど俺小さい頃宝塚ファミリーランド行ったことあるらしい。記憶になさすぎて怖すぎる。

241207 そうよ私はいぱ座の女

1時過ぎに重眠(夜にとる正式な睡眠以外の睡眠をユニバトではこう総称する)したら夢を見た。紙の見本帳みたいなサイズの細長い占いの本を見てて、双子座の運勢を見ようとめくったら双子座ではなく「いぱ座」と書かれていた。見本帳みたいなサイズの本は、寝る前に印刷所の見本帳を見てたからわかるが、「いぱ」は自分の辞書になさすぎて怖い。夢に出てくる言葉あるあるだ。

さいころ星座占いずかんみたいなA6くらいの1色刷りの本を持っていた。言い伝えや相性などいろんなコンテンツが乗っていて、繰り返し読んでいた。今となっては血液型や星座で性格が決まるわけねーだろ派となってしまったが、あの本で読んだことが創作の土台になってることも多少あるんだろうなーと思う。物心ついたときから自分には何か人と違うセンスがあるという根拠のない自信があって今まで一度も疑ったことがないのだが、それも今思えばあの本の双子座の紹介に書いてあった「天才肌」「センス抜群」みたいなことを無意識ではまだ信じているのかもしれない。バーナム効果も悪いことばかりではない。

241206 キーガーバング

バーガーキングのキングミール、安すぎて不安になる。

この量に慣れてしまったら他のチェーンのセットじゃ満足できなくなるよな……と思いつつ今日も注文してしまった。やつらもこの量に慣れさせるのが目的なんじゃないだろうか? 結局、目の前の空腹をどうにかするのが最優先なのだ。

確かに普通のセットでは物足りなくはあるんだよな。せめてドリンクを他の何か固形物に変えられたら、と思うのだが。原価が全然違うしこうならざるを得ないんだろうな。このドリンクが曲者なんだよな。おなかタプタプになって一時的に満腹になったような気になるけど、腹持ちゼロ。朝もコーヒー飲んでるのにまたコーヒー頼んじゃうし。

この、飢餓感といってもいいような根拠のない物足りなさを克服する方法が「普段からあんまり食べないようにする」しかないの詰みか?今日話した年上の人は2食でも大丈夫だと言う訝しげな私はまだ考えてる途中(宇多田ヒカル)。

241205 ディグ力の衰え

ついにSpotifyまとめ2024が公開された。一年で唯一楽しみなイベントかもしれない。

今年も今か今かと待っていたのだが、実際公開されてみると、去年と全然代わり映えしないのが気になる。

去年

今年

てか時間も半分くらいになってるな……
これだけ見るとまあまあ違うようにも見えるけど、6位以下も入れ替わりがあんまりない。やはり新しい音楽を受け入れるリソースが年々減ってきているのだろうか?
振り返ってて、これも去年から入ってるじゃん、と思った曲が今年リリースだったりして、色々不安になる。去年と今年の境界が曖昧になってきてる気がする。

それにしてもamazarashi、曲としては去年34位、今年21位(ちなみにどちらも「世界の解像度」)からしか入ってないのに不動の1位で、なんつーか敬虔だなと思う。
アーティストからも楽曲からもWACKが一気に減ったのも印象的だ。やはりBiSHが解散したのがでかい。
一番予想外だったのは坂本龍一だった。作業中にCrystallineを繰り返し聴いてたのは覚えてるけどここまでとは。1曲1曲が短いから結果的にこうなったのかもしれない。
こういう、自分だけのランキングを見てああだこうだ言う時間がユニバトは大好きなのだ。

インスタってツイッターとかとは仲悪い印象あるけど、Spotifyから直接プレイリストをストーリーにできて、そこは仲良いんだと思った。

241204 KAMAITACHI

今日、全く痛みもなかったのに、気がついたら指先に切り傷があって怖かった。しかもTouch IDの認識に使ってる指だからいちいちパスコード入れないとスマホ開けなくなってクソ不便だ。

紙で切ったって分かってるときと違って、何で切ったかわからないときって傷口に何か入ってそうで怖い。一応消毒はしたけど、目に見えない細かい何かが体内入ってきて取り返しのつかないことになるのでは……という不安がある。子供のころ、指とかに棘が刺さると最終的に心臓に刺さって死ぬみたいなことをクラスのアホが吹聴してて不安になってた。今でも棘が刺さるとそんなわけないとわかりつつも怖くなる。ブラック・ジャックの針の話マジで怖すぎる。本当にあんなことになるんすか?

今日Sporifyまとめの話しようと思ってたけど、長くなりそうで時間なかった。Sporifyまとめが好きすぎて。

241203 誤字がゼロになるとき

終わった終わった終わった終わった終わったーーーー!!やっと2冊目の本文が終わったーー!!でもここからが長い!!校正してテンプレに流し込まないといけない。どれだけ丁寧に確認しても誤字を根絶することはできないってすべて真夜中の恋人たちで言ってた気がする。俺もそうだと思う。久しぶりの小説だからか、名前の取り違いがめっちゃ多くて焦る。Aが〇〇したところがBになってたみたいな。マジで寝る時間なくなるから今日の日記はこれで終わりだ。
この前仕事で工業がエ業になってるのを見つけて、俺スゲーと思うと同時にそうはならんやろと思った。

 

241202 心の靴を眺むる

BGMのない職場で働かれている各位においては、それぞれが脳内でBGMを流していることと思う。
矜子は脳内で知ってる曲を流すのに飽きたときは、知ってる曲のピッチを変えて男性の曲は女性に、女性の曲は男性に歌ってもらうということをよくする。意外とこのアレンジいいじゃん! ってなることもわりと多いけど、それを演奏やDTMで再現するほどの能力や情熱はない。
昔ニコニコで如月千早の曲のピッチを下げると平井堅っぽく聞こえるというネタがあったけど、女性のボーカルって低くするとだいたい平井堅系に収束していくと思うんだよな。

ピッチを変えるで思い出したけど、前のPCに、曲を解析して長調なら短調に、短調なら長調に変換してくれるというソフトを入れていた。精度はそこまで高くなかったし、書き出すときにけっこう落ちてた記憶があるけど、決まると結構よかった。そのソフトで長調に変換したamazarashiのムカデ(出た! 矜子の心のふるさと)がめちゃめちゃ良かったのを覚えている。元はかなり激しく暗い曲だったのが、妙にシューゲイザーっぽい音になって、明るいがゆえに逆にヤケクソというか吹っ切れたような狂気感と爽快感があって、これはこれとして成立してるじゃん!と思ってかなり感動した。

シューゲイザーで思い出したけど、(矜子はこのような連想ゲームでもって文字数を稼いでいる)みんな言ってるけど最近聴いたこれがめちゃくちゃよかった。

youtu.be

なんか……曇りの日みたい……懐かしくて寂しくて……良い……

矜子はシューゲイザー全般に詳しいわけではないのだが、これだという曲があるとそればっかり聴いてしまう習性がある。

youtu.be

これMVもめっちゃ好きでさあ…………ガキの午後の…………歌詞はよくわからん…………

 

これ好きすぎて去年再生数6位だったのに今年も6位になりそう。
エロゲーなんだけど、サントラ全曲ハタユウスケですごい。エロゲーの、特に緊迫感のあるシーンの曲って目立ちすぎず埋もれすぎないさじ加減が難しいと思うんだけど、これはプレイしててずっとしっくり来てて、エロゲとシューゲってめっちゃ相性いいんじゃね? と思った。人生で4本くらいしかやってないくせに適当言うな。