仕事納めだった。昼休みに飯を食いに出るといつもより人が多くて、もう世間は冬休みなのだなと気づいた。
自分は年末年始やお盆も休まずに働きたい、その分平日に休みたいタイプなのだが立て続けにそうではない仕事に就いていてままならない。実家がすごく遠いわけでもないし、何か時間を浪費している気がしてソワソワしてしまう。今年は文フリの準備があるのでそんな暇でもないのだが。
去年の今頃は全然違う店で営業時間のお知らせをガラスにペタペタ貼ってたな。無駄にいろんな仕事を経験してきたが、よく考えたら大晦日に出勤した記憶は1度しかない。カラオケで深夜バイトしてたときだ。それも、職場で年をまたいだのだから大した勤労意欲だ。お客さんは数えるほどしかいなくて、店内で年越しした人にサービスのポップコーンを配って回ったのを覚えている。みんなで楽しく遊ぶ場所ではあるけれども、カラオケはいつ行ってもカラオケなので、あまり年越しスポットという感じでもないのもわかる。実際いた人たちもそんなはしゃいでる感じじゃなかった。みんなそれぞれの事情があるんだなあ、群像劇だなあ、と思ったのだった。それは何もカラオケだけの話ではなく、スーパーのときもカフェのときも事務のときも販売のときも客を見たり勝手に想像したりして群像劇だなあと思っていたし、何なら法人個人問わずいろんな印刷物を毎日見ている今が一番群像劇を感じている。群像劇萌えなんですよね。