中性色の服ばかり着ている

タイプミスしたら即終了

230224 針、カッター、普通紙

献血に行った。雨のせいかいつもより人が少ないように感じた。
採血自体はスムーズだったが、今日のイレギュラーは針を抜いた直後に起こった。
「一瞬自分で押さえてもらっていいですか?」
そう言われて一も二もなくガーゼ?で針の跡を押さえる。刺した人が針のキャップをどこかにやってしまったらしい。しばらく探したあと、脇のラックに乗っていた、コードにつながったヘアアイロンっぽいというべきかなんなのかわからないがとにかく電気と熱を使う器具であるということだけがわかる細長いそれを手にとって、血が満たされているチューブを挟むとそこがプレスされたように密閉されて、そこを切って取り外していた。いろんなトラブルへの備えがあるんだなあと思った。
ともあれこれで帰れるぞ、と思ったらなかなか毛布をはがしてくれない。見ると何かのモニターをいじっていて、再起動するからその場で待ってほしいとのこと。俺またなにかやっちゃいました? と思いながら横になって待っていたが、なかなか直らなくてベテランっぽい人が様子を見に来てたりしたので、本当に俺がなにかやっちゃってたらごめんなさいとなった。コーンスープを1杯持ってきてくれた。熱々のスープをふーふーしながら飲んでいるとふと、さっきの熱々プレススティックが刺さっていた棚がちょうど今買おうか悩んでいるニトリのキッチンワゴンらしいことに気づいた。

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こんなにカラバリいるのかよと思っていたが、ピンク色のワゴンは採血室の雰囲気によくマッチしていた。そして思ってたよりでかいなと思い、また俺は悩んだ。コーヒーのキャニスターとフィルターを置きたいんだけど、それなら正味この半分のサイズで足りる。あーフィルターケースも買わなきゃ……フィルターケースってみんなどこで買ってんの? ずっと飲み続けるためには間違いなく必要だけどコーヒーグッズとして最初にパッと名前は出てこないアイテム、不在を知ってはじめて気づくそのありがたさよ。アクエリ飲んでDIME読んで帰った。

その後は仕事があって、紙ものを触る作業が中心だったのだが、多めのA4資料をこう両手で抱えているときに、そのうちの一枚がかすって左腕の真ん中に切り傷ができた。切り傷って左腕の真ん中にできることあるんだ。紙で手を切ったときって大抵、やりやがったなテメ覚えてろよ……と思うのだが、今日は急かつ意外だったので、いやそっちか~いが勝った。その前にカッターで山ほど紙を切る作業してたからそっちで怪我しとけやと思った。いやしちゃだめなんだけど。まあ全然軽い傷で済んで良かったよ。

ヨドバシに行って0.5mのライトニングケーブルを購入した。今日は粉っぽい袋を断ることができた。

230110 洗濯ネットを選択

献血始めしてきた。血小板。採血後の不調もなし。景品以外には特記事項がなにもない。テレビで淀川の迷いクジラについての近況をやっていた。時間があったら見に行きたいが、きっと間に合わないんだろうという予感がしている。
飲んだものでも書くか。リアルゴールド→ホット爽健美茶→ホット爽健美茶&アイスロイヤルミルクティ(ホット押そうとして間違えた)→ホット緑茶でフィニッシュ。いつも思うけどアイス爽健美茶が氷抜きにできないからキンキンかアチアチの2択しかないのどうにかしてくれ。いつも1杯くらいはコーヒーかカフェオレも飲むんだけどこの前喫茶店で買った豆がうますぎて献血ルームの自販機でわざわざ飲む価値を見出せなくなってきた。

だいたいいつも合言葉キャンペーンとか何かしら実施されているのだが、たまたま期間と期間の狭間で何もなかった。目当ての洗濯ネットだけポイント交換して帰るか……と思っていたら、ツイッターの方ではRTでガシャポンを回せるというキャンペーンがちょうど今日から始まっていた。どことなく年代を感じさせるガシャポンの中に、番号が印刷されてラミネートされた黄色い小さい紙が入っている。景品はいろいろな便利グッズで、俺は保温容器が当たった。仕事場にでん(矜子はおでんのことをそう呼ぶ(のが面白いと思っている))とか持っていけるしいいね。ガシャポンの台の下に色々景品が置いてある中から、そこにいた別の職員さんに確認して多少もちゃもちゃしながらそれを取り出して渡してくれた。新たな企画や取り組みが始まったばかりでみんな手探りのときのこのもちゃもちゃ感ってなんかいいよね。まぁせっかくなので中も見てってください。

デザインもちゃんと献血ナイズされているんです。やっぱり嬉しいね。ただシールを貼っつけただけじゃなく、こう、ちゃんとこのために作ってくれた感が嬉しい。去年か一昨年にもらったプチ加湿器もシールじゃなくてちゃんとけんけつちゃんがプリントされていてよかった。最近は輸血パック型の保冷剤とかエコバッグとか凝ったかわいい景品も増えてるし、献血って俺みたいなノベルティ好きには相性のいい趣味なんだと思う。ノベルティ好きという志向がポピュラーなのかどうかは知らん。
洗濯ネットのジッパーの取っ手の穴がけんけつちゃんのシルエットになってるの細かくてかわいくないっすか。レッドブルのプルタブみたい。引っ越してからは生活のために献血ポイントをガンガン消化していて、次は洗濯ネットだなと目をつけていたので今日はこれを貰いに来たといっても過言ではない。実家から借りてきた適当なボロボロネットを使ってたけど、これでやっと俺の部屋は理想の城にまた一歩近づくのだ。そもそも洗濯ネットのデザインって選択肢あるイメージないよな。ブランド品やキャラグッズの洗濯ネットってあるのかな。適当な洗濯ネットを使ってるお前らとは一味違うんだ……俺は……そう言い聞かせながら死んだ目で今日も世界を見ている。

221204 献カレ…………

今年も献血カレンダーを手に入れることができなかった。悲しい。
年末の風物詩といっても過言ではない、ノベルティのカレンダー。各地の献血ルームでも、11月ごろになるとけんけつちゃんが描かれた卓上カレンダーが配られるらしい。らしいというのは、近畿エリアではそうでないからだ。画像検索すると出てくるカレンダーの写真はだいたい関東か中部か北海道のものだ。2年くらい前からコンスタントに献血をしているがカレンダーをもらったことはない。
いや、くれよ。
何でもスマホで済ます現代っ子だからなければないで生きていけるよ。でも君がくれるなら使うよ。メルカリじゃダメなんだよ。俺が血を流して手に入れたその証が一年間机の上にある、そのことに充足感を覚えたいんだよ。欲しいものほど手に入らない、それも人生ということか。
血眼になってツイッターを検索していると、なぜか京都の献血バスでだけ限定絵柄のものが配布されていることが分かった。早速運行日程表をチェックするも、どの日程も埋まっている。その日が11/24で、プルダウンには11/30までしかなかったので、一週間先までの表示なのだろうと思い、翌朝目を覚ますとすぐ再確認した。やっぱり11/30までだ。ということは、週単位ではなく月単位の表示なのだ。理解すると同時に諦めていた。12/1まで!?いい子で待って!?残ってるわけないわな!?
実際、12/1になって予約ができるようになると同時に、「けんけつちゃんカレンダーをプレゼント」の文言はきれいに消えていた。もしかしたら京都の赤十字社に電話してゴネたらなんとかなったのかもしれない、でも俺そういうの無理なのよ。「はよ帰れや」と思われるのが嫌で閉店ギリギリの店に入ることができないタイプの小心者なのよ。かくして俺は例年のように卓上カレンダーのない2023年を生きることが決まったのであった。

献血グッズに限らず、ノベルティが好きだ。身の回りの日用品にこだわりはほとんどないが、商品や会社のロゴが入ってるものがあると気分が上がる。ブランドって感じの人間じゃないから、逆にノベルティものを多く持っていることが個性になるんじゃないかと思ったりして。仕事場に届く営業のDMにたまにちょっとしたマスクケースとか入ってて嬉しいんだけど、見てないと勝手に捨てられるので常に警戒している。
今欲しいのはコロナバケツ。2年くらい前からずっと狙っており、取り扱っている店舗もすでに複数見つけているのだが、6本の瓶飲料とバケツを持って帰るのが想像するだけでしんどくてずっとここぞというタイミングが来ないでいる。帰りの通勤電車にバケツ持ってる奴が乗ってきたらダルすぎない? 手に持つにも棚に置くにもダルいそのちょうど鞄に入らない形と軽さ。ならAmazonで買えよと思うじゃん? でも通販は通販でさーーーーー頼むものが2つ以上ないと損した気分になるから使いたくないんだよねーーーーー店でいいじゃんてなる。そして無限ループ。いやー、今日はこのブログの名物である「聞かれてもないのにやらない言い訳をダラダラ並べる」を存分に味わえるいい回でしたね。

いやいや、そんなことばかり言っていてはダメだ。年内には店舗にしろ通販にしろちゃんとコロナバケツを手に入れる。そして来年の末にはあの、全国展開しているキャラクターが京都に来た時の例に漏れず舞妓はんの格好をさせられているけんけつちゃんのカレンダーを机上に置いて、部屋に来た人をドン引きさせたい。部屋に呼べるような人がいないのがそもそもの問題なのだが。

221026 普通の献血


成分献血に行ってきた。献血を始めたころはけんけつちゃんのぬいぐるみを撮ったり景観にいちいち感動したりしていたが、10回を越えるともう特別感もなくなってきて、淡々とシステムの流れに身を任せるようになる。当初は少しでも創作のネタにしようと採血室をきょろきょろ見渡していたものだがそれも飽きて、備え付けのテレビでボンヤリと青汁のCMを見ているうちに90分が過ぎている。国内の値上げが全体的にヤバいというニュースをやっている。先月もここで円安のニュースがずっと流れていたなと思い出し、しょんぼりした。

案内してくれた看護師さんが親切な人で、温かくすることがいかに大事なのか早口で語ってくれてなんとなく好感を持った。献血ルームの人はみんな優しい。匿名掲示板で日常的な平和な話題を見るのが好きで、献血のスレが立っているとつい開いてしまうのだが、「献血ルームの看護師さんに話しかけると器具のこととか色々教えてくれる」という内容の書き込みを複数回見た。私も知れるものは知っておきたいし、「ここでしか得られない情報があるなら得たい」といつでもどこにいても感じているのだが、どうにも自分から人に話しかけることが苦手すぎる。
献血をする上ではとにかく体内に水分を入れておくことが大事なので、飲み物がなくなったら持ってくるから呼んでくださいと毎回言われるが、自分から言い出せたことが一度もない。向こうとしては水分不足で倒れられる方が困るだろうし献血する側が気にすることではないのだろうとは思う。が、それでもなんかパシってるみたいで嫌だし、もしドリンクサーバーに先客がいた場合、その人の分が出てくるまで看護師さんは何もできずにじっと待つことになるわけで、その十数秒が途方もなく無駄で取り返しのつかないものなのではないかと思えてしまう。

どこのルームも漫画本がめっちゃ置いてあるけど、献血ルームでひとシリーズまるまる読破した人っているんだろうか。終わった後の休憩をかなり長く取るとしても読めて2〜4冊ぐらいだと思うし、途中まで読んで半端な記憶を抱えたまま続きを読むでもなく生きていくということを想像するととてもうんざりしてしまう。これは俺が世の中の作品を「履修」してきた数がとても少ないことにコンプレックスを抱いているのと関係があるかもしれない。一人も知らないVtuberたちが表紙を飾るDIMEを棚に戻し、献血ルームをあとにした。

帰りに寄った百均で、目当てのものがありそうな棚の前に先客がいて、少し離れたところで全然興味ない商品を見つつそれとなく空くのを待ってたら先客がどいてくれて、だけど実際は目当てのものがその棚にはなかった、こういうとき何も悪くないのに罪悪感を感じる。