中性色の服ばかり着ている

タイプミスしたら即終了

221221 健康診断と夜の郵便局

健康診断に行ってきた。少しでも違う経験をしたくて毎年別の病院を予約するんだけど目新しいことって驚くほど無い。すぐ分かるヤバい不調も無かったっぽい、ばんざーい。あ、今年行ったところはめちゃくちゃきれいだったかも。でも毎年そう思ってる気もする。あとスマホを持ち込まないと待ち時間が暇すぎることを毎年忘れる。ロッカーの中でワーフリを起動してオートで連戦放置してたら一戦目で負けたらしくスタミナがダボダボに余っていた。

仕事で夜間までやってる郵便局に行った(行かされた)。夜遅くの、しかも年末の郵便局というのは独特な空間だ。郵便の夜間受付はゆうゆう窓口のみとサイトに書いてあるのだが着いてみるとゆうゆう窓口以外の窓口も全て空いていて、番号札の番号を大声で呼びかけながら(この、半ば怒鳴ってるレベルのハリのある声を男性も女性も持っているのは近畿特有かもしれない)テキパキと客を捌いていく。年賀状の投函専用の、ポストって感じの見た目でもないデカい箱があって、ときおりスタッフと思われるジャケットを着たままの人が何かを突っ込んでまた足早に出て行く。大学生くらいの二人連れの女の子がいた他にはみんな一人だった。女の子の一人が窓口に呼ばれ、スタッフと何か話した後、窓口に行かずに同じ場所で待っていた連れを振り返ってその場所から何かを確認した。その後はつつがなく手続きが終わったようで二人は帰っていった。大学生くらいの女の子が二人で出しに来る今日中に出さなければならない郵便物とはなんなんだろうと考えた。最初に浮かんだのは何らかの資格の申請書類だけど、今時はたいていWebで申請できるよな。そういえば、引っ越しの書類は記録が残る郵便じゃないとダメだったな。それを出しに来たのだとしたら二人はこれから一緒に住むのだろうか、それともどちらかが見送る側なのだろうか。呼ばれるのを待つ間そんなことを妄想していたが、考えれば考えるほど自分の知識と想像力の乏しさが明確になって悲しくなるだけで生産性のない営みであった。
俺の番が来た。大量だったので、機械で数えますので隣の部屋で待っててくださいと言われて扉一つ隔てた奥の待合室に入った。受付のカウンターは隣と繋がっていて椅子とかの雰囲気も同じで、ただただ誰もいなかった。あの空間何? 社会経験の乏しい俺には想像もつかないほどいろいろな目的の郵便物が全国を飛び交っているんだろうな、と積み重ねられたコンテナを見て思った。
数はピッタリ合っていて、無事手続きも終わって再び夜の街を歩いて戻った。勤務時間中に外に出られる時間って知ってる場所でもなんかワクワクする。その分、職場が近づいてくるほどに現実に戻ってきた感が増してきて寂しくもなる。

今日は珍しくオチも結論もない回でしたね。いつもそうか? まあこういう純粋なスケッチもきっと少しは創作の糧になることだろう。なるといいな。