中性色の服ばかり着ている

タイプミスしたら即終了

230120 水ぎった俺

食い物の写真を撮るのが下手で映えないので小さくした。

注文してお金を払うまでのほんの少しの間にレジの前にあるスタバカードのサンプルを見ていたら、ご興味ありますか?と言われて、咄嗟にないとも言えず説明をされるがままになりながら、後ろにも人並んでるし昼休みも有限だし〜〜〜と思ってHPをジワジワ削られる時間があった。しかし、「まいにち派もときどき派も」というキャッチコピーは、そんなに頻繁に利用しないですし……という逃げ口上を常に用意している俺のような人間にズバッと刺さる良いキラーフレーズだと思う。俺みたいな奴も客として認めてくれるんだ、みたいな謎の感動があるというか。まあじっくり読んで考えたらやっぱいいやとなってしまったんだが。

スタバのフードってどれも包まれてて外食感ないなと思ってたけど、あっためてもらうだけでかなり違うんだな。パンがサクサクもちもちしてて美味しかった。たまにはこういうランチもいいな~と思いながら食べてたらてりやきソースが服について、やっぱり慣れないことをしても仕方ないのかと一気に虚しくなった。ティッシュに水をつけて拭きまくったら一応シミにはならなかったけど、淡い色の服だったのもあり一時的にでも服が濡れた状態になったのが嫌だった。服が濡れた状態って、感触の不快さよりむしろ、自分がすごくまともじゃない存在になったような感じが嫌だ。見た目のまともさ、もしくは清潔感といった第一印象って、色とか小物とかの加点要素よりこういう減点要素の方が大きく響く減点方式なのではないかと思っている。髪がボサボサとか、メガネに指紋ついてるとか。「服が濡れてる」はその最たる例で、特にデスクワーカーの場合、雨でもない限り普通そうならない分"ストーリー"を見出されてしまいそうなのが嫌だ。液体の飛び散る映像や音というのはなにか取り返しのつかないことを予感させ危惧させる。そこまで考えるのは俺だけか?

職場は暖房が効いており空気が乾燥していたので服もすぐに乾いたが、俺は常に服が濡れてる人間ではないんだ、今日たまたまなんだ、俺を見捨てないでくれ、という祈りはたぶん誰にも届いていない。今日のような見えやすい減点要素だけでなく、俺を「まともで清潔感のある人」から遠ざける、自分では確認できず努力で改善することもできない無数の脂ぎった指紋が周りから見た俺にはきっとついているんだろうという強迫観念のようなものがずっとある。