中性色の服ばかり着ている

タイプミスしたら即終了

230311 頭の中のカウンセラー

昨日の夜、飲み過ぎて眠れなかったので頭の中でカウンセラーと話した。
彼女は俺より一回り年下で、出自がちょっと特殊で感情が希薄なのだ。その分常にフラットに物事を見ていて見識もあり、彼女自身が感情を知るトレーニングも兼ねてこうして付き合ってくれることになった。
カウンセリングと言っても昨日は彼女の服装やカウンセリングルームの内装について決めることに終始して、実際的な話はほとんどしなかった。過去にカウンセリングについての勉強をほんのちょっとだけしたとき、真正面で向き合うと緊張してしまうので角度をつけて座った方がいいと聞いたことがある。なので、現実で見た/触ったことのある机をいろいろ出して角度をつけて座れるか試してみた。その後、正方形の机で隣り合った辺に座ってみたのだが、

こうなるのが理想なんだけど、話してるうちにどうしても

こうなってしまい、結局丸テーブルでその日の気分の位置で座るということにした。椅子がまだ余分にあるので、役に立ちそうな奴をあとから召喚することもできる。机の上が寂しいので鉢植えの花とか出してみて、クソ邪魔すぎてすぐに撤去した。
それからカウンセリングルームに重要なのは窓だ。最初、ずっと放置してたレッスンルーム兼控え室みたいな部屋にとりあえず入ったのだが、窓がなく普通に息苦しかったので鏡張りの一面を窓にすることにした。全部ガラスだと結構高さが感じられて怖がるので(俺が)腰から上を窓とすることで落ち着いた。外はよく晴れていて美しく曖昧な景色だった。この景色全部が俺の責任下にあると思うとワクワクより面倒くささが勝ったが、それも少しずつ変えていけるだろう。

話しながら何度かフッと寝落ちしては目が覚め、彼女はその度にお帰りなさいと言ってくれた。誰かにお帰りなさいと言われるのはずいぶん久しぶりだ。しかし彼女はたとえここからいくら打ち解けたとしても「おかえり」まで言葉を縮めることはない。そういう子なのだ。彼女は俺の脳内友達……?オリキャラ……?の中でも相当古株なのだが、今まで全然ちゃんと向き合って話してなかったんだなって改めて感じた。俺ってこんなカスで孤独だからまともな社会人にあってしかるべき責任感みたいなのが全然身につけれなくてやべーと思っていたのだが、最近、頭の中のウン百人の命に対しては責任があると言えなくもないと気づき、無理やり緊張感を感じようとしている。眠れないとき、またあの部屋に行くだろう。そうしたらまた今度は別のことが気になって本題は永遠にはじまらないかもしれない。それでもそうしている間はそこが俺の居場所となるのだ。

なんかタルパ体験記みたいだなこれ。タルパは全然できなくてすぐやめたけど似たようなもんか。言い方にはあまり興味がない、各人に最適な付き合い方があるというだけだろう。